2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ

わかむらさき

2013年12月 7日 (土)

初夜袴

以前、このブログを訪れてくださった方から、「『索餅』や『唐菓子』、『初夜袴』などについて興味があるので、よかったら記事を書いてくれませんか?」という温かいメッセージをいただきましたのでhappy01(その節はありがとうございました!)、今日は「初夜袴」について書いてみたいと思います。

「わかむらさき」第二話で、「道長と香子をなんとかくっつけたい!」と思っている許子が、香子のために染めてあげた袴が『ソレ』なんですが、実はこれ、完全オリジナル(大げさsweat01笑)なんです。なので、平安当時、こういうモノが本当に存在していたのかどうかは分かりません。
「初夜袴」という呼び名も、わたしが勝手に(テキトーに?)命名しました(笑)。
…いや、もしかすると、どこかの文献には出ているのかもしれませんが(そして実際に存在するのかもしれませんが)、今のところ、その文献には出会っておりません(…もしご存知の方がいらっしゃったら、教えてくださいheart04)。

平安当時は、貴族女性も染めや縫いものをしていたのと、今みたいに既製服がありませんから、恋人との逢瀬やハレの日には、自分の手で染めたお気に入りの着物(TPOがあるので、今みたいな自由度はありませんが)を着ていたんだろうな~と想像していたら、なんとなく思いつきました。
それから、単と袴は、今でいう下着みたいなものなので、好きな人と一夜を過ごすときには、やっぱり、キレイでかわいいものを身に着けたいと思うだろうし…、とかねhappy02

香子が思いのほか(?)初心だったので、許子の策と道長の期待はあえなく空振りに終わってしまいましたが、いつか彼女も「初夜袴」の本当の意味を知って、身に着ける日が来るのでしょう。
道長サマもそれまでお預けです(笑)。

Syoya

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 ☆ランキング参加中。ポチッとしていただけると喜びます♪☆

2013年11月25日 (月)

梨木神社

堤中納言邸(香子宅)の近くにある梨木神社です。
香子の家は洛外にありましたが、この梨木神社は洛中に位置しています。
明治18年創建なので、香子が生きていた時代には、まだ存在していません。贈右大臣正一位三條実萬公と内大臣正一位大勲位公爵三條実美公の二柱が祀られています。
Nashiki
△一の鳥居。
梨木神社は萩の名所として有名なのだそうです。境内の萩には願いごとを書いた短冊のようなものがたくさん結び付けられていました。

Nashiki2
△境内にある井戸。
京都の三名水である「醒ヶ井、県井、染井」のうちの一つ、「染井」の井戸です。

井戸には蛇口がもうけられており、神社のお手水としてだけでなく、飲料水としても解放されています。この日も、空のペットボトルを持った地元の方々が水を分けてもらいに訪れていました。水を汲んだ後、井戸に向かって手を合わせ、お礼を言っておられる姿を見ながら、「ああ、感謝するって大事なことだなあ」と改めて思いました。

わたしも早速頂いてみましたが、とってもいいお水でした。
なるほど、京都はお豆腐とお酒が美味しいわけですね(笑)。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 ☆ランキング参加中。ポチッとしていただけると喜びます♪☆

2013年9月30日 (月)

清少納言は、なぜ「あざみ」?

先日、香子と許子のお花の話を書いたので、今日は諾子(清少納言)のことを書きたいと思います。でないと、なんだか怒られそうなので。
誰に?
そりゃもちろん、諾子にです(笑)。

香子は山吹で、許子は牡丹で、諾子は薊というと、なんだか諾子だけ「格下」のような気がするかもしれません。少なくとも花壇に植えられるような花ではないですし、ま、「野草」ですしね…。

実は、香子や許子の花を「外見」や「花そのものが持っているイメージ」から考えたのに対し、諾子の薊は、彼女の性格(もちろん、わたしの想像ですが・笑)から考えました。

『枕草子』を読んでみると、なるほど彼女は目端が利いてて、センスがよくて、定子様ラブラブのとっても可愛い女性ではありますが、公達たちとある種対等にやりあっていたということは、相当気が強かったんじゃないかと思います。
ちょっとからかってやるつもりで、うっかり声をかけてしまうと、思わぬ大火傷を負わされてしまうという、油断も隙もならないタイプ。そんな彼女を「面白い」と思う男性もいれば、「うっとうしい」「肩が凝る」と思う男性もいたことでしょう。

そんなことをつらつら考えていたときに、思いついたのが「薊」でした。
作中で道長も言っているように、薊には棘があります。
色合いはキレイですが、花びらは針のように鋭いし、個人的には、あまり愛でたいと思うような花ではありません。

でも、薊って、外見はともかく、てんぷらにして食べると、実はすごくおいしいんです。
山で野草を摘んで、その場で料理するなら、薊のてんぷらは結構オススメです。
ただ、食べるときには、少々コツが要ります。
茎側、つまり、葉っぱの先端からではなく、葉の根元側から口に入れないと、葉の先についている棘が口に刺さって、とっても痛いんですbearing
もちろん、料理する前に、大きな棘は取るんですが、全部取りきれるわけじゃないので…。

つまり、わたしの中の諾子は、クセがあるし、気も強いけど、いったん打ち解けてしまえば、話題の尽きない、とても面白い女性というイメージです。
ただ、「友達になりたいか?」と問われると、うーん、どうだろう、その日のゴハンのメニューから恋人に送った歌の内容に至るまで、あれこれと鋭い突っ込みを入れられそう(しかも、すべて正論・笑)なので、ちょっと敬遠しちゃうかも…?

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 ☆ランキング参加中。ポチッとしていただけると喜びます♪☆

2013年9月26日 (木)

たとえるなら、やっぱり華やかなほうがいい。

…というわけで、前回の”コメント”の続きです。

『平安時代にバラはあったか?』というお話ですが、なーんと、あったようですよ。
バラというと、ヨーロッパのイメージがありますが、日本にも、古来から十数種の原種が自生していました。

中でも有名なものが「ノイバラ」。
『万葉集』などにも出てくる日本のノバラの代表種で、平安中期に編纂された百科事典には、このノイバラの実のことが書かれています。

Rmultiflora
(Wikipediaより引用)。

こんなお花です。

「バラ」=「花」というより、雑草っぽい…?
いやまあ、原種ってこんなもんです(笑)。多分。
様々な園芸バラの作出に使われましたが、中でも、「ほおぉ…」と思ったのは、多花性(花がたくさんつく)という特徴を生かして、壁やアーチなどを這わせるのに適した”蔓バラ”の一種、ランブラーローズが作られたことでしょうか。
「そういえば、『秘密の花園』にも出てきてたよね、バラのアーチ!」とか思ったりしてました(笑)。まさかこんなところで古代日本とつながるとは。ちょっとびっくり。

で、話は飛んで。

香子の名に冠した「山吹」の花。
実はこれ、「バラ科」の植物なんです。
今じゃ誰もそんなこと思いませんが、万葉の時代には「恋の花」として、想う女性にたとえられるほど、思慕の念を抱かれた花でした。
花びらは一重と八重。
どちらもそれぞれによさがありますが、今回の香子には、より華やかで可憐なイメージのほうが合うなーと思い、八重山吹の名を冠することにしました(池野先生も、香子の背景のいたるところに八重山吹を描いてくださっています。ありがとうございました!)。

Yamabuki1

Yamabuki8
(いずれもWikipediaから引用)。

上が一重で、下が八重です。
八重のほうが、見た目的にもバラっぽいですね(笑)。
香りをかいでみると、八重のほうは、ほんのりバラの香りがします(一重のほうはよく分かりませんでした。あはcoldsweats01)。

第一話の中で、道長が香子を八重山吹にたとえて、「可憐で香り高い」と言ってるのは、実はこういうわけなんです…が……。
そんなこと、説明もされてないのに、分かるか!!(←心の声)
いや、ほんと。仰る通りです。まだまだ未熟者だもので。うう。すんません(汗)。

それにしても、香子と許子の違いがあるとはいえ、池野先生も「バラ」を思い浮かべておられたとは! これがウワサの(?)”シンクロ”というやつでしょうか。
…いやいやいやいや(笑)。なに言ってるんだ、自分。
でも、考えずにはおれませんでした。ドキドキドキドキ…catface

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 ☆ランキング参加中。ポチッとしていただけると喜びます♪☆

2013年9月23日 (月)

香子と許子はWネーム。

久々の更新です。
ここ何回か名前のお話をしているので、今回もそれつながりで…(しつこい・笑?)。

以前、「『わかむらさき』では本名を使ったので、キャラの名づけには苦労しませんでした」というお話を書きましたが、今回のメインキャラである紫式部や和泉式部の本名は、実は、よく分かっていません。わりと有力な説として、「紫式部=藤原香子」というのがありますが、これもあやしい(?)のだとか…。

でもそんなことを言ってたらキリがないので、今回は「紫式部=藤原香子」ということで設定を切りました。

設定が決定した段階で、担当編集さんから「読みはどうしますか?」とたずねられ、しばらく迷ったのですが、今回は敢えて現代風の読みで、「きょうこ」にしようということになりました。
一般的には「たかこ/かおりこ/こうし」などと読まれることが多いらしく、音の響きとしては「かおりこ」が好きなのですが、今回の物語のテイストには合わないかな? と思ったこともあり。

和泉式部の「許子(もとこ)」は、童名の「御許丸」からつけました。
「許姫」と書いて「ゆきひめ」読む呼び名は、結構、気に入っています。

そして、香子が道長から「山吹の姫」と呼ばれているように、許子にも、実は、花の名を冠した別名があります。許子初登場の回(第二話)、冒頭2ページ目のコマで、彼女の背景に描かれているお花が”それ”で、彼女は周囲の男性からは「牡丹の姫」と呼ばれている、という設定になっています(実際にそう呼ばれるシーンは出てきませんでしたが…)。
このイメージ花は池野先生と一緒に考えました。

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 ☆ランキング参加中。ポチッとしていただけると喜びます♪☆

2013年9月12日 (木)

『陰陽師』の中で好きな場面は…

今日はあれこれたまっていた用事を片付けつつ、設定を作っていたのですが、なんだか疲れちゃったので(笑)、ブログを書くことにしました。わーい♪ 楽しいなー♪
といっても、「わかむらさき」ネタは思いつかず…。というわけで、今回は、同じ”平安つながり”で『陰陽師』のお話を。夢枕獏さんが書かれた安倍清明の物語です。
コミカライズされたり、映画化されたりしていますが、わたしは小説から入りました。

Onmyoji
主人公の安倍清明と源博雅のかけあいも面白いのですが、わたしは二人がお酒を飲むシーンがとても好きです。特に焼いた鮎を食べるところなんか最高。
「平安時代」で「鮎」と来れば、すぐに思い出すのは「鮎鮨」ですが、焼いた鮎にお酒というのもシンプルですごくいい組み合わせ。

道長も好んだのではないでしょうか。

わたしがもし源氏の君と頭中将のように、道長と仲のよい男友達だったら、鮎の別名「香魚」と「香子」をかけて、彼をからかってやったと思います(笑)。

道長はクールな顔つきをしているときももちろん素敵shineなのですが、伊周と賽勝負をしたときのように、少し困ったり、怒ったりといったように、感情を表に出しているときの表情がまたいいですよね。さすがは池野先生です。

あ、「わかむらさき」ネタでなんとかまとまったかな(笑)?

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 ☆ランキング参加中。ポチッとしていただけると喜びます♪☆

2013年9月 5日 (木)

『香姫さまと出会った日』 ~「わかむらさき」平安トリビア/Cookie2012年8月号掲載

番外編『香姫さまと出会った日』が掲載されたときの記事ページです。やはりスペースの関係上、今回のコミックスでは未収録になっているので、ぜひぜひこちらでお楽しみください~。

Trivia4
(※クリックすると大きめ画像が見れます)。

現代で「鳥料理」といえば、真っ先に思い浮かぶのは鶏で、あとは鴨とか鶉とか、たまにスズメとか……になると思うのですが、平安時代は、「飛んでるモノならなんでも食ってしまえ!」と言わんばかりに、あれこれ食べてます(笑)。
確か、『本朝食鑑』という江戸時代の本の中に、食用の鳥として、「コウモリ」が挙げられていたと思うのですが、このことから考えても、昔の人と現代のわたしたちでは、微妙に「食の範囲」が違うんですよね。
(確か海外でフルーツバットを食べている国があったような…。日本でもコウモリを食べる地域はあるんでしょうか…? 料理法知りたい!!!happy02


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 ☆ランキング参加中。ポチッとしていただけると喜びます♪☆

2013年9月 4日 (水)

『香子のわかむらさき日記』 ~「わかむらさき」平安トリビア/Cookie2012年6月号掲載

番外編『香子のわかむらさき日記』が掲載されたときの記事ページです。スペースの関係上、コミックスには収録できなかったので、ぜひぜひここで楽しんでいただけると嬉しいです!

---以下、ネタバレあり。ご注意ください---

この回は、許子が香子に何かいたずらを仕掛けて、最後にズッコけるという話が書きたくて、アレコレ考えた結果、こうなりました。作中に出てくる第三のイケメンくんの正体が気になるところですが(笑)、それはそれとして…。

Trivia3_3

(※クリックすると大きめ画像で見れます)。

いつもは本文中から記事の内容に合ったコマを拝借してくるのですが、この回は、池野先生が新たなカット(右下)を起こしてくださいました。
お忙しい中、本当にありがとうございました。
みんなの楽しそうな様子が伝わってきて、いつもながら、とても素敵です。

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 ☆ランキング参加中。ポチッとしていただけると喜びます♪☆

2013年9月 3日 (火)

『瑠璃と珊瑚』 ~「わかむらさき」平安トリビア/Cookie2012年3月号掲載

Cookie2012年3月号『瑠璃と珊瑚』(コミックスでは第三話)掲載時に書いた記事ページ。
平安男子って、なんとなく「なよなよ」としたイメージがありますが、実は案外、スポーツマンタイプだった!? というお話です。

Trivia2_2

(※クリックすると大きめ画像で見れます。今回はちょっぴり画像が荒れてしまいました…汗。読みづらかったらゴメンナサイ)。

「みやび」=「文科系男子?」=「なよなよ?」と、なんとなく大人しいほうにイメージが流れてしまいますが(和歌を詠んではよく泣くところも、そういうイメージを助長してるのかも…?)、弓も乗馬もこなしていたことから考えると、基礎体力は現代のわたしたち以上にあったはず。

ところで今回、道長と伊周は、お金持ちの貴公子らしく(?)、「マイ弓」で勝負しました。
道長の弓は漆塗りの強い弓、伊周のほうは道長のものよりも少し弱めの弓という設定です。これは、伊周の年齢(17歳)だと、まだ完全には身体ができていないからで、腕が劣っているせいではありません。

史実でもライバル関係の二人。「わかむらさき」でも、もっとたくさん勝負させたかったな…。

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 ☆ランキング参加中。ポチッとしていただけると喜びます♪☆

2013年8月27日 (火)

『初夜と双六』 ~「わかむらさき」平安トリビア/Cookie2012年2月号掲載~

以前、「今回、コミックス化にあたって、Cookie本誌に載った記事ページを書き直しました」というお話をさせていただきましたが、この際(?)、本誌に載った記事も紹介しちゃおうと思います。記事ページだけに文字メインsweat01なのですが、ご興味のある方はどうぞ~。

※第二話「初夜と双六」掲載時の記事ページです(「平安トリビア」は第二話から始まったので、第一話の記事ページはありませぬ…coldsweats01)。

Trivia11_2
Trivia12_2
(※クリックすると大きめ画像で見れます)。※かなり大きいですので、ご注意を…。

「せっかくなので、今回は2ページ取りましたよ」と、編集長のI氏が言ってくださったので、思う存分書くことができました。わーい♪ ありがとうございます!!!

久しぶりに読み返してみると、なんだか新鮮(笑)。
(最近、記憶力が…。もう、いろんなことをあっという間に忘れちゃうもので……)

楽しんでいただけると幸いです。

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 ☆ランキング参加中。ポチッとしていただけると喜びます♪☆

より以前の記事一覧